心の専門医に相談しましょう。このブログでも何度も言っていますが、
さて、心療内科と精神科どちらを受診すればいいか?ということについては
述べてきませんでした。うつ病の場合は結論、どちらでもいいです。
ただ、それぞれ特徴があるので、ご自分の気になる症状に合わせて受診していただけると良いと思います。
心療内科
精神的な症状、身体的な症状の双方について、総合的に診る診療科が「心療内科」です。
特に身体に表れる症状にストレスが深く関わっている病気(心身症)を専門に扱っている
- 胃潰瘍
- 拒食症
- 偏頭痛
- 円形脱毛症
- 過敏性腸症
- 気管支喘息
などです。
身体的な症状が強く表れている場合、内科的な疾患の有無を鑑別するところから診療がはじまり、
場合によって、検査を行うなどして、内科的な原因を究明して、その治療を進めるとともに
精神的な診断を行い、精神・身体の両面からの診断・治療を進めるのが心療内科です。
精神科
主に心の病について診る治療にあたるのが「精神科」です。
うつ病の場合、自殺念慮や自傷行為など、中等度以上の症状にあたる人の治療に向いています。
- 統合失調症
- 躁うつ病
- アルコール依存症
- 薬物依存症
- 強迫神経症
などです。
また、精神科では過去のトラウマなど、精神的なダメージの有無や
家族のうつ病の有無、精神疾患の有無など、
細部にわたる問診が行われます。
その結果、内科的な病気の可能性がある場合は内科受診となります。
心理的負担
いきなり、精神科を受診するというのが抵抗ある場合には、心療内科をオススメします。
さらにそれでも抵抗がある場合にも、やはり早期発見が一番ですので、ぷぅすけは
内科を勧めています。普段行っている内科です。
- 起きるのがツライ
- おっくう感がある
- 身の回りのことが、普段通りできない
などの身体的な側面があるため、まず、内科を疑ってもいいと思います。
- 原因のわからない憂うつ
- 原因のわからない倦怠感
が、内科で解決されない場合には、やはり精神科を受診した方がよいです。
まとめ
心療内科・・・主に身体症状が気になるうつ病
精神科・・・主に精神症状が気になるうつ病
内科・・・精神科・心療内科に心理的抵抗がある場合
【体験談】役所の健康相談にて
まだ、精神科の初診に通う前、20年以上前になりますが、
仕事で遅刻が増え、集中力ややる気なども低下していたとき、
「健康相談に行ってきたら?」と勧められ、
役所の健康相談に行きました。
その時に、ドクターに問診されたときに
「吐き気はありますか?」と聞かれて、「ありません」と答えてしまったのをよく覚えています。
本当は吐き気はあったのですが、とっさに「ありません」と答えてしまったのです。
タバコの吸いすぎでなっている。と勘違いしていたために、
症状を自覚していませんでした。
「じゃあ、問題ないですね」
と、健康相談で言われました。
ああ、あのとき吐き気があると言っていれば、早期治療になったのだろうか?
と考えると、ちょっと後悔します。
現在の精神科の初診では臨床心理士さんが丁寧に話を聞いてくれる場合も増えたので、
そういった誤診的なものは減っているとは思うのですが、
ドクターは問診で判断することがおおいので、
くれぐれも、ウソはないよう、正直に話してください。
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