うつ病発症のきっかけについてまとめたいと思います。ケガ、失業、離婚、結婚、転勤、出世。様々なことがきっかけになります。「心の強さ」とは「丈夫さ」や「耐える力」ではありません。大切なのは「心のしなやかさ」です。
今回の目次
- きっかけは人それぞれ
- 些細なことで発症するかも!?
- 【体験談】オーバーワーク
- まとめ
きっかけは人それぞれ
うつ病を発症するきっかけは本当にそれぞれです。
原因については、また、他の記事で改めて書きたいと思っています。
例えば、明らかに衝撃的なショックがあったのであれば、うつ病になるかもしれないと想像がつきますが、
結婚や出世など、一見おめでたい事でも、うつ病のきっかけになったりします。
簡単に@ぷぅすけが4つに分類をしてみました。
1.からだが不調の時
ケガをした。胃腸炎になった。栄養失調、過労などの身体的な理由です。
ひどい病気でなくても、アレルギーなどもこの不調に当たります。
2.喪失感を感じた時
子どもが自立した。失業した。仕事をやめた。更年期になった。大切なものを失った時です。
いままで、大切にしていたモノや地位・立場などが失われた時に、うつ病を発症する可能性があります。
3.別れがあった時
恋人・パートナーとの別れ。家族や友人との死別。学校の卒業。遠距離への引っ越しなどもこれに当てはまります。
哀しみが引き金となってうつ病になるケースです。
4.変化へのプレッシャーがあった時
結婚、出産、転校、就職、出世、転勤、独立などの時です。
不安な気持ちやプレッシャーがきっかけになり、発症するケースです。
些細なことで発症するかも!?
一見、些細なことでも、うつ病のきっかけになるケースがあります。
ちょっと、想像を含みますが、
忘れ物をした。
遅刻をした。
仕事(やテスト等)でミスをした。
転んで、溝にハマった。
傘を忘れて、濡れて帰った。
自分のパソコンが起動しない。
スマホを落として、画面が割れた。
怒られた。
など、日常で起きそうな出来事です。
こういったきっかけで発症する人は
すでに、その前から心身にエネルギーが足りなくなっていた可能性が高いです。
又は、上記の4つの分類の状態があって、そこにきっかけとしてプラスされてしまったのではないかと思います。
今まで、なんとか持ちこたえていた精神が決壊して、発症してしまうということがあります。
【体験談】オーバーワーク
僕の場合は、オーバーワークがきっかけでした。
無認可の障がい者のグループホームで働いており、
ボランティアさんが主体で、職員はその補助という位置づけだったのですが、
ボランティアさんがいない場合は職員が夜勤又は宿直をしないといけないですし、
ボランティアさんをじっくり育てていく、やめないでいてもらう、楽しんでもらうことも業務のひとつです。
毎週、土曜日には外出のレクリエーションがあり、行く場所のリサーチや人の段取り、車の段取りなどもします。
日々の事務や通信やWEBなどでの情報発信、決算、助成金の申請など、やらなくてはいけないことが山積みでした。
介護の経験者であるとわかっていただけると思うのですが、ケアをしながら、事務というのはかなりハードなものです。
重度の知的障がいの方が多かったため、目が離せない状況でもありました。
また、当時20歳であった僕は知識や経験がなく、職員2人(女性1人と僕)で事業を回していくのは困難でした。
どこかで、精神が決壊したのか、毎日、吐くようになりました。
「タバコの吸いすぎ」だと思い込んでいて、うつ病だとは思わずにいましたが、徐々に遅刻が多くなり、周りに迷惑をかけてしまうようになりました。病院にも行かず、目の前の仕事をこなしている生活でした。
当時、うつ病という病気がまだ、一般的ではなかったせいか、身体の不調は気のせいだと思っていたのです。
まとめ
うつ病発症のきっかけは本当にそれぞれです。僕の場合はオーバーワークでしたが、いい変化にも悪い変化にも
心は反応します。結婚してうつになる人がいれば、出世が引き金になることもあります。
普段から、ストレスのない生活を送っていくことが大事で、「変化に対応する力」というのが、大事なキーワードになってくると思います。
参考
https://e-heartclinic.com/kokoro/senmon/utsu03.html
https://cotree.jp/columns/1336
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