内因性うつ病(大うつ病性障害)とは「心の風邪」と言われる、一般的な典型的なうつ病のことです。
今回の目次
- 一般的なうつ病
- 1ヵ月~3ヵ月程度で自然に治る場合もある
- 1割~3割が繰り返し起こす
- 症状には身体症状と精神症状がある
一般的なうつ病
内因性うつ病または大(だい)うつ病性障害とは
一般的なうつ病のことです。
最も多くのうつ病がこのカテゴリーに入り、「心の風邪」と言われます。
特別なきっかけがなくても発症し、
「最近、なんかだるくて、会社行きたくない」
「何をするにもおっくう」
というような症状がでます。これを症状と思わないで「自分はそういう性格だ」と
思ってしまうことも多いです。
その結果、早期発見ができず、治療が遅れ、放置してしまい、治りにくくしていきます。
だるさややる気のなさが数ヵ月続くようであれば、精神科・心療内科にを受診してください。
1ヵ月~3ヵ月程度で自然に治る場合もある
「心の風邪」は自然と治る場合があります。
というと、放っておいても平気かな?と思われるかもしれませんが、
初期症状では、抗うつ薬も効きやすく、早く治る見込みがあります。
逆に早期に治療しないと、慢性化によって、身体症状・精神症状が重くなっていく場合もあります。
また、「頭痛が続く」「肩こりがひどい」「便秘が続く」などの身体症状が主で、
内科にいっても原因が特定できない場合は、うつ病の可能性があります。
身体症状がひどい場合には、精神科より、心療内科がよいでしょう。
1割~3割が繰り返し起こす
反復性うつ病エピソードといって、うつ病を2回以上繰り返し発症する場合があります。
うつ病者の1割~3割の人が再発するという説もあり、
一度発症すると、繰り返す病気と言えそうです。
再発しないためには、自分のストレッサーを見直し、
心と身体が悲鳴をあげてる「ヘルプサイン」を見逃さないようにし、
心も身体も適度に休ませてあげてください。
「ヘルプサイン」が出ているにも関わらず、無理をすると
再発し、僕のように”遷延化”する可能性もあります。
うつ病になってしまったら、
きっちり治療を受け、
次、また起こさないような工夫が必要です。
症状には身体症状と精神症状がある
細かなことは、別の記事で書きたいと思いますが、うつ病の症状には「身体的なもの」と「精神的なもの」に分かれます。
身体症状では
- 睡眠障害
- 食欲の減退(まれに増加)
- 疲労感・倦怠感
- 動悸・息苦しさ・口が渇く
- からだの痛み
精神症状では
- 抑うつ気分
- 不安・焦燥
- 遠くへ行きたい・消えたい
- 興味や喜びの喪失
- 意欲の低下・おっくう感
- 自責
- 会話や本などの内容が頭にはいらない
などがあります。
こういった症状がうつ病の場合長く続いてしまいます。
それにより「考え方」まで、ネガティブになってしまう方がいます。
僕もそうでした。
何をやってもうまくいかないので、自分は「クズ」「ダメ人間」だと思い込み、
「リア充、爆発しろ」
「日本は腐っている」
「私に興味のある人なんていない」
「僕の考えは誰も理解できない」
などなど、
「考え方」が変わってしまう場合もあると思います。僕はそうでした。
これらは、うつ病の方に対する周りの反応や認識が間違っているために起こったこととも
捉えることができます。
周りの人は本人が「自己承認」できるよう、支援する必要があると思っています。
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