結論から言うと、うつ病といっても、色々種類があって、多くの人がかかる可能性のあるうつ病と
僕のように20年も患ってしまううつ病(精神病)は違うということです。
一般的な「うつ病」と精神病は違うということ
気を付けていただきたいのは、最初、「心の風邪」だと思っていた人が、重症化して、精神病になる可能性は含んでいる。ということです。
今回の目次
- 精神病の定義
- うつ病の種類
- うつ病は心の病
精神病の定義
精神病の定義も機関や診断基準によって様々です。
精神医学事典『精神疾患のうち、より重症の精神症状や行動障害を呈する一群に対する総称」
国際疾病分類『幻覚、妄想、明らかな行動異常(激しい興奮・多動、持続する社会的ひきこもり、著明な精神運動抑制・昏迷などの自発行動や)意思表示が極端に低下している状態)』
米国精神医学会『幻覚症、妄想障害、統合失調症などの疾病のほか、うつ病(あるいは躁病)に関しては、精神病像を伴ううつ病および躁病が”精神病性のうつ病”である」
と、あります。
ちょっと、言葉が難しいので、実際の経験から、要約します。
「うつ病は、長く続くと、精神病」
あくまで分類のお話しなので、難しく考えることはありません。
医師も診断の基準にするため、ICD-10という辞書を使ったり、DSM-Ⅳ(Ⅴ)という辞書を使ったり、
定義をしていると思います。
うつ病の種類
うつ病にも傾向によって様々な種類があります。
細かくは他の記事で書いていこうと思っています。
1.内因性うつ病
2.軽症うつ病
3.神経症性のうつ病
4.非定型のうつ病
の4つです。
この1番の内因性うつ病というのが、一般的なうつ病で、多くの人がかかる「心の風邪」です。
普通は抗うつ薬がよく効きますし、治療しなくても一定期間内によくなるといわれます。
ただ、本人の苦しみや自殺の危険性なども考えて、
早期の精神科・心療内科の受診をオススメします。
うつ病は心の病
定義がどうあれ、うつ病は心の病です。
精神病に抵抗があろうが、なかろうが、専門は「精神科」あるいは「診療内科」です。
お腹がいたくなったら、内科
耳がいたくなったら、耳鼻科
心がいたくなったら、精神科
「心が風邪みたいです。先生、診てください」で、良いのです。
精神科のドアをくぐりずらいのは、前に書いたように、日本の昔ながらの風習のせいです。
知らず知らずのうちに「偏見」になってしまっています。
それよりも、もし、あなたが、うつ病のような症状を抱えていて、心が苦しいよ。という時、
病院に行くのを邪魔する人、邪魔する考え方があったとき、
うつ病の早期発見ができず、重症化してしまうことは考えられます。
僕も「会社から帰る途中に毎回吐いてしまいそうになる」「どうしても会社に行こうとすると起きられない」
など、顕著な症状がありながら、当時は「うつ病」と捉えることができず、受診を1年ほど遅らせてしまいました。
早期の治療をしていれば、会社を辞めるように促されることも、そのあとの社会復帰に20年以上かかることもなかった”かも”しれません。
(参考)https://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/utsu13.html
(参考)https://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/utsu12.html
(参考)https://sugiura-kokoro.com/treat/syoujyou01.html
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