元気な人とうつ病の人、精神的に弱っている状態っぽいけど、症状の違いがわからない。元気な人でも、落ち込むこともあるし、めんどくさいと感じることもあるから!という間違った認識を深めます。
今回の目次
- うつの3大症状
- ヘルプサインに気が付いて!
- 元気な人の「めんどくさい」とうつ病の「おっくう」
- 年代別で症状の傾向が違う
うつの3大症状
うつ病には身体症状と精神症状がありますが、
主に特徴としては精神症状にあります。
特に
おっくう感
抑うつ
不安・焦燥感
を3大症状と言います。
元気な人でも、「めんどくさい」「この仕事やりたくないな」
などと、感じるときはあります。
これが、「おっくう感」です。
天気が悪い日が続いたり、仕事で失敗して、「憂うつだな」と思うことがあるかもしれません。
それが、「抑うつ」です。
「この仕事うまくいくかな?」と、未来を不安に思ったり、納期が近くなり、そわそわして落ち着きがなくなる。
これが、「不安・焦燥感」です。
元気な人でも、日々こういった感情を体験しています。
うつ病の症状は日常的に起こる感情の延長線上にあるのです。
ヘルプサインに気が付いて!
こういった症状が多いため、不安や焦燥感を感じても、「もともとそういう性格」だと思う。
おっくう感を感じても、「それは、ただの怠け心だ」と
抑うつが続いていても、一時的なものだから、といって、
「気のせい」や「一時的」と思ってしまい、うつ病の症状と区別するのが、非常に難しいと言えます。
実は、これらの「気のせい」「一時的」なものはヘルプサインです。。
心がストレスを受け、疲れているのです。
- いつもは「おっくう」でないことが、「おっくう」に感じた。
- 普段聴いてる音楽で涙が出てきた。
- 何気ないことでイライラした。
- 普段落ち込まないことで、憂うつになった。
- 好きな趣味がめんどくさくなった。
などです。
ストレスを溜めていて、ストレス反応として、出ていることもあるので、
ヘルプサインは気づけるようになるといいです。
元気な人の「めんどくさい」とうつ病の「おっくう」
「おっくう」「めんどくさい」というと、「それは、怠けてるだけだよ!」という誤解があります。
元気な人の「めんどくさい」は前向きな意味を含んでいますが、
うつ病の人の「めんどくさい」には絶望感を含んでいます。
「今日はお風呂に入るのめんどくさい」
と言ったとき、
元気な人は、明確に「明日やろう!」という前向きな意味で「めんどくさい」を使っていますが、
うつ病者は「明日のことなんて、考えられない」という絶望感を含んでいます。
この違いが分かっていただけるでしょうか?
「明日はできる」という確信のある発言ではないのです。
「今日はできない。明日もできるかわからない」のです。
- 「時間通り、起きられるかわからない」
- 「仕事に行けるか、わからない」
- 「新聞すら読めない」
- 「外に出られない」
- 「テレビも観れない」
- 「本が進まない」
- 「人と会いたくない」
- 「お風呂めんどくさい」
- 「ごはんがおいしくない」
- 「化粧ができない」
これらは、おっくう感の部類に入りますが、何か元気な人と違うと感じませんか?
年代別で症状の傾向が違う
うつ症状は年代別に出る症状の特徴が変わってきます。
それぞれ、発症しやすい特徴をまとめておきます
青年期…抑うつ(憂うつ)
壮年期…おっくう感
老年期…不安・焦燥感
です。
ヘルプサインも含めて、ストレスに注意する生活を送ってほしいとぷぅすけは思います。
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